相続セミナーを続けるけれど・・・講師は?

世代8月に62歳となる伊藤直樹ですが、令和元年6月19日、日本土地家屋調査士会連合会の副会長に就任したことにより、愛知県の会長と全国の副会長を兼務することを自ら決意し、実行に移し始めました。
年4回、あいち事務所が主催してまいりました『相続情報セミナー』も、この夏の8月10日、名古屋市鶴舞公会堂大ホールにて開催する第133回目をもって、一度この先、どのように演出していくべきか? 検討してまいります。
 公会堂での講演内容としては、①7月1日に本格施行に入った民法、相続編改正の危険性、注意点 ②高齢者→認知症の家族との「共生と予防」という政策の限界…をメインとします。
 成年後見法について、利用促進が一所懸命うたわれますが、本当の現場はとても厳しい状況となっています。きれい事では済まされません。 先般来、老後資金が2000万円不足するレポートが国会で追及されていました。毎朝のようにNHKニュースで振込詐欺にあった高齢者のみなさんの実話が紹介される中、今回金融庁が用意していた「老後の金融保有資産の活用のための準備」という言葉は自民党の選挙対策(?)にて、削除されたというのですが、みなさんには、どうしてもお金は必要です。
 先日、仕事で横浜の某区役所の生活支援課(名古屋市では福祉課という生活保護の資金を受け取る窓口)にうかがいました。月13万円相当の現金を受け取る為、ひっきりなしに人々が来訪されて、順番待ち。中には、認知気味の老人が、付き添いの方とスチール椅子に腰かけておられる姿も。
 認知症は「誰もがなりうる」
     「なるのを遅らせる」
     「なっても、進行を緩やかにする」
認知症の人との共生~家族、地域住民が交流する場、
「認知症カフェ」を普及?公民館など「通いの場」を拡充し、 65歳以上の高齢者の参加率を増やす、としていますが、これが限界です。
2018年末時点で成年後見制度利用者は、21万8000人。年間申立件数は3万5000件前後と横ばい。 そして、後見予備軍の高齢者が保有する金融資産は、2030年には215兆円となり、日本の高齢者の投資は、どこかで全面的にストップします。して良いのです。家族の不正運用、利殖追求をするくらいならば滞留でOK。例え、日本経済の足かせとなったとしても、ストップしておきましょう、
 お金は運用せずに、必要生活費をATMで少しずつ取り崩して生活してください。   団塊の世代が2025年にはすべて75歳以上となり、事実上、認知症の人は730万人に達し、高齢者の5人に1人は制度を利用しないと、教科書通りに従えば、銀行からお金は引き出すことが違法となります。

【建前と本音・・・語らせてください。】

    ★★ 次回以降 相続情報セミナー 開催のご案内 ★★

      第133回 令和元年8月10日(土)
       名古屋公会堂(鶴舞) 大ホール


    13時開場 14時開演
    相続に関しての講演は、14時~16時です。
        入場無料・予約不要・入退場自由
       ■ 無料個別相談13時より先着順にて受付致します。


耐震・改修工事も終わって、春から利用再開の鶴舞公会堂。
 席数は1552席。うち1階は842席。一人でも多くの方にご参加いただけるよう、思い切って大ホールを借りての開催です。
当然、利益目的でない行事である事を誓約します。精一杯相続情報をお伝えし、専門の担当者による、よろず相談コーナーで皆様の悩み解決の方向指示機となれるよう、努めるのみです。お気軽にお立ち寄りください。

個別相談については、毎回相談ご希望の方が多く、対応時間を20分に限らせていただいております。じっくりとご相談にのらせていただくため、今回も、当日以外に翌週8月17日(土)、18日(日)等、当事務所において、1時間を目途に、完全予約制にて、個別相談会を開催いたします。
10日のセミナー当日、又は事前事後にお電話でもご予約お受けいたします。
もしかすると伊藤直樹をメインとするラストの講演…となるかもしれません。
36年間、相続そして不動産のコンサルタントとしてみなさんの方向指示機を務めてまいりましたが、或る事情(左上、冒頭会務)が、この夏始まります。
  今回は、そんな永年の感謝とお礼の意味でこの会場設営をいたしました。
  みなさんのご来場を心よりお待ちいたしております。

■ 公会堂のまわりに有料駐車場はございますが、台数に限りがあります。 公共交通機関でのご来場をお勧めいたします。 → お問い合わせは… 0120-086-707 まで

老後2000万円問題に物申す

「老後2000万円」報告を、もう一度まともに受け取りましょう。
選挙がらみで出したり引っ込めたり。それ以前に、冷静に考えれば、今の年金が先細りして、定年後には、働かずして趣味を楽しむ余裕なんぞ無いだろうことは、普通にわかることです。しかも、私、伊藤直樹は言い切ります。日本国内に、野村證券の株式運用を代表に、詐欺的な投資話を除いて、1%の運用話ですら、既にハイリスクです。NISAとて、IDECOも、確定拠出年金も全て赤字です。日本経済新聞を1からラストページ迄読み切れない方は、株式投資において9割以上負け組です。止めましょう!
嘘ではなく、2000万円以上、足らないのが事実なのです。個人投資家などという言葉に浮かれるのは辞めましょう!収入が減っていく退職世代は、生活水準を維持する為に、①長く働く。又は、②地方へ移住して生活コストを下げる・・・しか、選択肢はないのです。金融庁は嘘を言っていません。事実に正面から向き合わないと、本当に誰も+国も助けてはくれません。老後の自助努力は気が付いた人から始めましょう。同時に、直ちに資金運用は止めるべきです。
 当たり前の事実として、日本国民中、現役世代の人口減少が進んでいけば、何もしない(?)のと、を奪う厚生労働省の公務員様達の取り分を差し引いた残額に期待する方がおかしいのです。
世代  ひとつの無茶提案=直樹プラン。人が働いても稼げない分、価値の有る土地ならば稼げる・・・かもしれない。収益化するか、売却するか。大切に扱わなければモッタイナイ。他には、出口戦略らしきものは、残念乍らございません。
今、保有しているおカネを毎月取り崩すか、何かするしか、出口はないのです。「伊藤直樹さんなら、どうするんですか?」。直樹は答えましょう。結局日本人は、ただただ働ける限り、目の前の仕事に一所懸命取り組んでいくしかない、と言いきります。日銭が全てです。おかしいと思われますか? イヤ、働かずして、お金は手にできないのが常識というものです。小生、直樹の言っていることは、絶対に、+残念ながら、間違ってはいないのです。
新聞も週刊誌も―NHKも民法も、2000万円不足を いう麻生さんの悪口で持ち切りでした。本音で語りましょう。 麻生さんはお金持ちですから、毎月5万円生活費が不足する なんぞ理解出来ないのに、それを質問する方が残念ながらお かしい。自分は自分の保有する資金+外から毎月入ってくる 補助金(?)で暮らすしかないのですから、文句を言っても、 この先は、働き続けない限り、趣味にお金は使えないのは、 あたり前のことです。(これは選挙の話ではないのです。)


あいち事務所らしからぬ話題 ~5G利用社会

 アメリカ・トランプ政権は、中国の「国家情報法」を疑って、ファーウェイという超高速の情報基地局を持つ通信事業メーカーに対し、制裁をかけ、締め出します。
世代  対立は、軍事力競争です。安全保障上、当然のことだと私も思っています。
 共産党独裁国家、中国は、国の謀報活動への義務を法制化しています。協力しなければ逮捕される国家です。
 5Gという通信規格は、4Gと比べ「多数同時接続」「超低遅延」 「超高速」・・・通信速度が100倍になるとのこと。
img src="img/160-179/w24.png" align="right"idth="150" height="100" alt="世代"/>  この基地局をファーウェイに独占されてしまっては、西側民主主 義国は全ての企業の技術が盗まれ、軍事機密も握られてしまいます。
 中国政府もファーウェイ社も、きれい事を言い続けています。

みなさんも、おさらいをしておきましょう。第5世代。ファイブ、ジェネレーション=5G。
● 第1世代に戻ってみましょう。1980年、昭和55年の通信手続はアナログでした。連絡はテレホンカードによる公衆電話であり、ポケベルを使って連絡をとりあっていました。私も1983年 事務所の開業の翌年から、トヨタ車に自動車電話をとりつけて、後部にアンテナをたてて街中を走りまわっていました。
● 第2世代、デジタル放送。テレビの画質は鮮明になりました。メールやインターネットが急速に普及し、フィンランドのノキアや、スウェーデンのエリクソンではなく、京セラやパナソニック、シャープ、ソニーの折りたたみ携帯電話が、またたく間に子供向け遊び道具となって、日本の携帯ガラパゴス化=ガラケイが始まっていきました。
世代    NTTドコモのiモードの時代でした。
● 3G時代は2001年から。携帯電話で写真が撮れ、みなさんは家族やペットの待ち受け画像の見せあいに興じられました。通信速度が向上し、着うた、音楽も携帯電話から流れ、海外との電話を車に乗っていても出来るようになった事に、本当に驚いたものです。
  キタムラさんやパレットプラザさん…カメラ屋さんはつぶれ、CDの販売は激減しました。この3G世代の最後に登場してきたのがスマートフォン。2010年から「スマホ革命」が始まり、ガラ携愛好者は隅っこに追いやられいきました。
● 4Gの主役はこのスマホです。SNSやらLINEやら、新幹線からホテル、買い物、観劇は全てネット予約が割引となり、日経新聞も電子版で読むのが大学生の常識となっていきました。

   書籍の販売は半減し、全国の本屋は2万軒から1万軒弱へ。写真の現像という言葉は死語となり、ネットで洋服を購入し、食料品も届けてもらう。今や、スーパー、百貨店はすべからく営業不振へ。
● そして5Gの時代への突入です。
高齢者の運転ミスによる自動車の悲しい事故が後を絶ちません。自動運転を可能にする為、宇宙衛星がドンドン打ち上げられ、あらゆるものがネットでつながり、無人農業トラクターによる田植、刈り入れがあたり前で出来るようになると、高速道路では、ハンドルもアクセルもノータッチの時代が目前迄来ています。
  ドローンによる宅配、過疎地区や離島への物資補給も、高速通信5Gによって可能となり、災害時の復旧工事や、福島第2原発の炉心での下手な無人操作は、もうじき昔話となることでしょう。
  ゲーム専用機や高性能パソコンが不要となると、任天堂もソニーも壊滅します。高速道路での自動運転が実用化される頃には、通販型損害保険も不要になり、死亡者も減っていくことでしょう。コンビニ24時間対応は、顔確認によるレジ無し、無人店舗の登場をもってこの5Gが可能にするそうです。

世代 冒頭の話に戻りましょう。
良いこともあれば、消えてゆく業界もあるようです。税理士、司法書士、行政書士は危ないでしょうね。土地家屋調査士は、この日本人の土地好きな性格と、海外に比べ依然としてレアな都市部の地価の高さにより、生き残れる(!?)5G時代と予測しています。弁護士さんは必要でしょうね。これだけ世知辛い世の中になっていけば、人と人のコミュニケ―ションは悪化します。対人商取引が消え、日本も5Gの悪影響によって訴訟社会化を必ず迎えます。
相続のもつれも、会話の無さ、人づきあいをすることなく、もっと言えば恋愛も結婚ものぞまない人間の無機質化により、単に金だけの世の中になりませんかね。
どうも、5G。そして中国も、歓迎したくない伊藤直樹です

銭湯は行っておかなきゃ【たまには散文におつきあいください。】

世代 昭和32年。銘木商という材木屋に生まれ育った伊藤直樹の自宅に、浴室はありませんでした。戦後の昭和21年~22年。
名古屋市の戦災復興土地区画整理はご存知ですか? 私が会長を務める愛知県土地家屋調査士会の会員しか、新たに学ぶことの無い用語でしょうか。
 この整理において、50m?…これは1937年、昭和11年に既に桜通が50mの幅員で建設されたっていう記録を読んでみたのですが、私の実父(平成26年に89歳で天寿全う)は、堀川という運河沿いの桜橋脇の伊藤銘木商から、陸軍に赤紙によって招集されたと聴いていました。

 調べてみるとこの桜通は、東区の東桜町あたりから拡幅が始まり、戦後になってから、桜通伏見から名駅まで、完全に50mへの拡幅が完了したそうです。
堀川は1600年過ぎにかの福島正則が掘削した運河です。
 私はこの堀川端に生まれ、現在も橋ひとつ分「景雲橋」から「五條橋」へと事務所の所在地を移転したものの、堀川沿いにずっと仕事場を置いております。
 さて、この五條橋のたもとに、弁慶湯さんという銭湯があって、私自身が中学生になるまで、ここが唯一の浴室でした。
 当時のことですから、名古屋市中区丸の内、錦の小学生はそれなりにお金持ちの方々、社長、病院経営者、越境入学希望の方々の子供=男女が通学しており、小学生で、クラスメイト42人中、3人のみ自宅にフロが無かったという事実を覚えています。
 ナーバスな話なので、3人と限定します。一人は自分。伊藤直樹です。仕事柄、材木屋なので木材のきれっぱしだらけですが、おくどさん、という厨房はあって、消し炭づくり(少々特殊な炭壺の話は別の日にて…)を幼稚園からしゃがんで務めていましたが、ともかく、フロは無かったんです。よって、銭湯に毎日通っていました。
 そして3人の内、弁慶湯で出逢うのはA君だけ。もう一人のSさんは護美収集の仕事をされていたご両親と共に、小学校3年±αの頃、どこかに消えていってしまいました。よって銭湯では、A君と2人で、共に大きな浴槽で、日々沈んでいました。潜っていました。ボール遊びをしていました。直樹の父はいつも、一緒に来てくれていました。
 みなさんもご存知の通り、銭湯の仕上げは牛乳の一気飲みです!!果物牛乳、コーヒー牛乳、そしてニシキ牛乳、ナゴヤ牛乳(すいません、ローカルな話題過ぎ…)をフロから出て飲み干すのが、子どもの夢でしたね。
 このような銭湯。どんどん減っています。
世代 ※ 全国浴場組合によると、組合に加入する店舗は、ピークの1968(昭和43)年に、約18000軒あったものが、今年4月時点で2204軒。愛知県内でも68年に816軒あったものが現在は88軒に。昨今、市内に出来続けるスーパー銭湯の台頭も大きな影響…といったところで、今後も銭湯は減り続け、私の幼少、青春の潜水の想い出も消えていくことでしょう。
 2017年12月に「あいち銭湯資料館」が中区鶴舞公園西に常設開設されました。ケロリンの黄色い桶。何%の日本人が認知しているのかな?
 この銭湯には、ヤッチャンも沢山、おいでになられていました。西区円頓寺商店街東詰メ。ここらはヤクザ屋さん、背中の彫り物がヒマワリ(?)の下書きで止まっているような方もおみえの街でした。それが伊藤直樹の対人原点だったのかもしれません。銭湯の裸の付き合いで、小心者の直樹はオカシクなったのかも(?)。
でも、銭湯でお会いしたヤクザ屋さんあこがれ男児も、20~30年経って、恐らく一般市民で暮らしてみえるんです。要は、銭湯といった混濁の中で、私伊藤直樹は、ヤッちゃんも、引きこもってしまった困り屋さんも、鉄道に惚れ込んだ鉄ちゃんや、ラブライブ!サンシャイン!!みたいなアニメ女子に人生をかけてしまわれたオタク(m(_ _)mごめんなさい!)の方々・・・・のお子さんをお持ちでいらっしゃるお父さんお母さん。誰とでも私は、話に乗る用意があります。

 この文を読んでいただいている方々、少々わかりにくいかもしれませんが、お子さんやお孫さんの中に、難しい状況にはまってしまわれている方って、今、多いのです。直樹は、こういう方々とも直接、時間の許す限りこれからも、対処していくつもりです。
 そこは、銭湯の洗い場かもしれません。
 ここで更に、脇道にそれます。銭湯の話の中に出てくる円頓寺商店街は、今なんとか復興に努力しています。その東街の替地通南側に入った細道沿いに、私の娘夫婦が営むイタリアンレストラン、オステリア・オルモ(052-565-0200)が盛業中です。
 既にオープン以来4年半。妥協のない食材重視の料理を提供することによって、お陰様で連日、予約電話が・・・の状況であります。ありがとうございます。
 しかし、これとて銭湯です。水商売です。それを言い出すと、なんのことはない。あいち事務所の資格的に顕名するべき伊藤直樹、一杉顕法の2名代表も、水商売です。40名が日々、みな様にミス無き仕事を送り届けられるよう、毎週、朝の勉強会~戸籍の読み方学習、税制改正、相続税改正、宅建・都市計画法の勉強等を続けています。
 資格者しか、実質の相談はしてはいけないけれど、どの資格者におつなぎしたら良いか?は、スタッフは勉強しています。
 他の資格者のみなさん。他の事務所の関係者から提供していただける情報で満足ならば、そこで留まっていただいて良いと思います。
私、伊藤直樹の真剣勝負、相続情報は、朗報に間違いありません。
 これからの人選設計+相続において、身内の方の将来のことをご心配される向きの方々、是非、私のチェック、受けておかれてはいかがでしょう。

以上文責 伊藤直樹

税務署は孫・嫁の通帳を視ています!!!

世代全国で相続税が課される財産の約半分は不動産です。
しかし、相続税の税務調査で指摘される課税財産の半分以上は、現金預貯金です。
税務署では、相続税申告書の提出を受けるとすぐに、預貯金10年分の通帳履歴を入手するといわれています。
電子化が進む昨今では、場合によっては20年~30年前の情報を入手しているケースもございました。
ところで、その税務署が調べる通帳は、亡くなられた方の分だけだと思っていませんか?
それでは終わりません。むしろ重点的に調べるのは、その亡くなられた方の相続人及びその家族の預貯金なのです。つまり、お爺ちゃんが亡くなり相続財産を調べる時に、お婆ちゃん・長男さん・二男さんの預貯金はもちろん、そのお嫁さん、お孫さんの預貯金の通帳履歴を税務署が調べる、ということです。
何を視るのか?
まずは、残高です。例えば「稼ぎ頭のお爺ちゃんより収入の無いお婆ちゃんの預金残高の方が多い」「高校生の孫の預金残高が1000万円」ということがあると、お爺ちゃんのお金がそちらに入っているのでは無いか?と推測します。
おそらく、万が一の時のためにお婆ちゃんにも持っててもらいたい、学費等々のためにお孫さんの預金として貯めていきたい、という正当な理由があると思います。別に脱税しようとしているわけでは無いですよね?ですので、税務調査があると「何で疑うのか!?悪いことはしていない!」と感じてしまいます。ただ、税務署も、その家族のご事情は通帳を見ただけではわかりません。わからないので、税務調査で立会い聞取りをするのです。そんな経緯がございます。
そんな経緯はわかったとはいえ、やっぱり、なるべく税務署さんには来てもらいたくない!!という方のために、少しヒントをお伝えします。
ただ、お金の持ち方、使い方、考え方は、人それぞれです。やり慣れないことは続きませんし、かえって歪で怪しいお金の動きになってしまいますので、あくまで参考としてお読み下さい。できそうなことがあったらやってみて下さい。

[参考①] お婆ちゃんに貯める(贈与)、お孫さんに貯める (贈与)のであれば『口座振込』にする。
~忘れても銀行に記録が残ります。もちろん、もらった側 がちゃんと説明できることが大事。お爺ちゃんだけで勝手 にやらないように!!
~金額を111万円以上にして贈与税申告をして税務署に記録を残せれば完璧。税務署は聞きもしません。毎回きちんと作れるなら契約書の作成もあった方がベター。

[参考②] お爺ちゃんが、生活費学費等を払ってあげるのであれば、『直接』払ってあげる。もしくは、その支払専用の通帳をつくる。
~お嫁さんの預金に現金移動してから支払うケースは意外と多いのです。税務署からすると「専業主婦の嫁の通帳に定期的に現金が入っている。」という見方になってしまいます。その移動先の通帳から学費を振り込んでいたとしても、その通帳から生命保険の支払、定期積金の口座振替、住宅ローンの支払などがあるとすると、どちらに使ったかはわからなくなってしまい、贈与税相続税の対象となってしまいます。


以上文責:税理士 一杉顕法



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