年始、明るすぎる小咄

● 新年早々、令和7年もドジャース大谷翔平選手の話題が、ベビー誕生ということでニギヤカです。

 今回、ツマらない(?)話題かと思いますが、あの野村證券の野村総合研究出典調査ニュース/日本に富裕層はどれくらいいる?をご紹介しましょう。

 大谷選手は、10年で1000億円を球団からもらい、その他、日本国内をはじめとする企業からの広告収入が毎年100億円相当あるといわれる超別格です。
 少々古いかも・・・2021年の我が国における純金融資産保有額の「世帯数」と「資産規模」の統計発表を観ることにします。

● 純金融資産5億円以上は超富裕層
   純金融資産が5億円以上ある世帯を「超富裕層」
   1億円以上5億円未満の世帯は「富裕層」としてリリースしています。
 この日本の「超富裕層」と「富裕層」の世帯数を合わせると



 148万5000世帯。割合として全世帯の2.7%いるんですねぇ。

 あいち事務所では、法人だけでなく、個人の不動産購入時の司法書士として、毎年数百人の方々の売買決済登記を受任いたします。その中で、住宅系土地、そして億ションをご購入される方々が、額が増えるにつれて住宅ローン無し!=つまり現金で1億、2億+αを支払われる現実を見させていただいています。
どこに今迄あったのでしょうか?という方々が、この2.7%の方々なのでしょう。・・・ウラヤマしい限りです(笑)

 更に、この富裕層の方々の保有資産規模別の世帯数もニュース化されています。

① 超富裕層(5億円以上):9万世帯                 ~合計105兆円
② 富裕層(1億〜5億円未満):139万5000世帯         ~合計259兆円
③ 準富裕層(5000万〜1億円未満):325万4000世帯     ~合計258兆円
④ アッパーマス層(3000万〜5000万円):726万3000世帯 ~合計332兆円
⑤ マス層(3000万円未満):4213万2000世帯        ~合計678兆円

 2019年の前回調査では、132万7000世帯が①と②の富裕層以上にて、たった2年で15万8000世帯も上回る結果というニュースは、いかにも、この自公政権安定期の株価4万円まで上昇して、コロナ禍でも蓄財をされて、静かにお暮らしになられているお金持ちのパートナー、野村證券さんによる情報発信です。

 更に、贅沢をどのようになさるのか?!
 2023年1年間のクレジットカードの利用金額TOP10も公開してくれています。ラグジュアリーカード(チタン、ブラックダイアモンド、ブラック、ゴールドの各カード)の利用額/利用先です。

1位 レストラン、飲食店
2位 バー、ナイトクラブの外食費

 3位以下に旅行や貴金属の購入…。そして、5位にランクインが「広告・マーケティング費用」とあるのですが、私見ながら、個人カードでのスマホ・PCからの自己PRやゲーム、エンタメの利用額が入ってくるのでしょうか?
 ビジネスではなく、スポーツジム、健康、ライフスタイルを充実させる為のお金の支払いも増えているそうです。
 ラグジュアリーカード会員のライフスタイル調査として、2024年2月1週間限りの調査:調査対象342名の年収2000万円以上の方。
   ~~直近1年間で買った、もっとも高いものは?
①不動産(15億円)②一棟売りマンション(7億円)③マンション(6億円)⑤ドバイの不動産(3億円)…以下、自家用車(23.7%)、時計(14%)、その他の不動産(5%)…この項目について同研究所は、高級時計、自家用車、不動産など、いずれも再販価値がでるものとして,富裕層は「資産価値」を重視しているとされています。
 そして、着るものは倹約…メリハリのあるお金の使い方として、普段の生活はファストファッション(低価格衣料品…ユニクロでしょうか)で過ごすとされています。お金は、かけるべきところは惜しみなく使い、控えるべきところは徹底的に抑える、富裕層の方々には、そんな印象があるのだそうです。

 私 伊藤直樹、現在も億単位の借金はあっても、手持ちの金融資産は実はマス層にも入るか入らないか?=マイナス家計ですから庶民です!それでも、富裕層の方々から庶民の方々のあらゆるご相談に、オールラウンドで自分が識っている限りのノウハウと経験をお伝えし続けて、少しでも皆さんが幸せ+チョコットのお金を保全できるように助言しつづける事に専念しています。
 「宵越しのお金は持たない」江戸っ子ならぬ生粋の名古屋っ子です。
お金の大切さ、お金の怖さ、そして借金の大変さを、41年間学んで活動し続ける、お節介大好き人間です。
 令和7年。以上、年始の挨拶がわりの「富裕層」ご紹介小咄です。

● 2024年5月の総務省統計局発表も続けておきます。

2023年「家計調査報告(財畜・負債編)」の

2人以上世帯の平均貯蓄額は1904万円

 全国の貯蓄保有世帯の中央値は1107万円といいますから、上述の富裕層が、ひっぱっている事もわかります。

個人、1人あたりの財畜額(財畜-負債)
60歳以上で972万円
40歳未満は782万円
負債(各種ローン残)
2023年で負債平均額は655万円(住宅ローンが90%を占めます)。40歳未満の負債額は1757万円となり、皆さん大変です。

● かつて厚生労働省が、老後に2000万円が必要として大きく報道され、話題となりました。頑張って頑張って、60歳までに貯蓄をどこまで残せるか?(又は、死ぬまで元気に働き続けて、日々、生活と戦っていくか?)
誰だって、元気ならば死ぬまでヤリ続けたいところですが、誰でもという訳にはいかない。又、若くして、事情あって働けなくなる方もいる。=となれば、子や孫に、少しでもお金、資産を残してやりたい、あげたいというのも親心。
 自分の心配、子や孫への心配。お金は大事です。下手な運用、投資は絶対に避けて、幸せな家族であり続けてください。

 今年も1年間、よろしくお願いいたします。


第158回 

相続情報セミナー