アクリル板
アクリル板
この数年間、いたるところでお世話になったアクリル板。
最初に遭遇したのは、刑務所面会室。そして、穴がプツプツ空いていた警察署の留置場。そして今回は、名古屋拘置所にて、それぞれアクリル板(?)越しのご本人確認を経験してまいりました。
三好刑務所では、刑が科されている、出所前の方の売却。留置所は、在宅起訴でおさまらなかった詐欺罪での逮捕。
今回は、既に留置場から、刑が確定する前に収容された未決拘禁者の方。
それぞれ、刑法の世界です。
拘置所に入るには、スマホや携帯のダイヤルボックスへの預け、差し入れ制度が定められており、委任状のご署名をお願いする場合の返送用封筒、郵券も差し入れ不可…。
待合室に13時42分ゲートイン。15時25分に扉から外の世界へ。
実際、アクリル板を介しての面会時間は3分弱。要件が済むと、収監されておみえの方の隣に座られた刑務官がストップウォッチを押して時間を確認の上、退室。
アクリル板越し3分の為、100分を要しました。時間がかかる手続きです。
ドキマギしながらの待合室、周りの観察。外国籍らしき方や、ジャージ姿の男性や、配偶者らしき女性。そして、マンガ本や衣類の差し入れをされ、そのまま立ち去られる方。
様々な人間ドラマでした。
ご本人確認の為に、生年月日をうかがう。
マイナカードの写真と突き合わせ。そして、お身内のこと、ご自宅の様子など。
毎回、簡潔に、うかがうポイントを先に決めておきますが、初対面の方とニコヤカに言葉を交わすのに、アクリル板(穴なし)、声は、双方マイク越し…。そういえば、コロナ禍最盛期に、老人ホーム、施設、病院での本人確認も、ガラス越しにマイクで会話していました。
この世界にDX/デジタルトランスフォーメーションは、相容れません。
当分? 永久?に。