仏式のお葬式を終えて、兄 秀樹の命日から7日おきに四十九日までお経をあげてもらう中、偲ぶだけでなく、兄の死を無駄にしないように、と言われても…何から、どうしたものか。

 兄弟というもの、難しいですね。

 子供の頃、一緒に相撲をとったり、蒲団の上でじゃれついたり、小中の頃にはマッチ箱をボールに見立てた野球ゴッコを、どうでしょうか?100試合はしたものです。

 42年前、事務所創業にあたり、祖父、父が40年以上営んできた床秀銘木店という銘木商・床の間の床柱や床框、飾り棚、座敷机をウルシ仕上げする店を継いでいた兄を説き伏せ、父にも了解をもらい「床秀」を廃業し、「伊藤合同事務所」を昭和58年8月13日に立ち上げることとしたワガママを、父も兄も文句ひとつ言わずに寄り添ってもらって、スタートしました。

 うるし~漆は、かぶれます。花台ひとつ作るにも、96歳で今も元気な母も、他の人はかぶれてしまいます。

 自分は、かぶれることなく漆の作業所に出入りしていました。で――兄がかぶれるのかどうか、今でも思い出せません。兄は確かに、トラックで商品を運ぶのが常でした。

 かぶれるか、かぶれないのか?それすら、よくわからないまま。

 72年間生きた兄のこと。弟 直樹は、わからないまま、事務所のパートナーとして、ヒドイ事も言っていたもんです。

 すいませんでした。

 本日は、ここまで・・・合掌。ありがとうございました。

 

 


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