土地家屋調査士の倫理研修
土地家屋調査士年次研修
11月。2回にわたり鶴舞公会堂4Fホールで、地元愛知会の会員1000人余に、5年間かけて年200人ずつ。5年間でワンクール終了し、今年から2巡目に入ります。
私 伊藤直樹は会長として。直前会長として。そして今年からは元会長・顧問として。ずっと、倫理に関する研修講師を連続して務め続けています。
他士業と、多少色合いの違う項目もあります。
2008年に始まったゲートキーパー法、マネー・ロンダリング及びテロ資金供与といった資金取引規制=本人確認徹底の枠から、土地家屋調査士は外れています。
貴重な土地、建物という不動産資産は扱うものの、現金は扱わない私達ですから、A対B間の介在人にはなりません。
しかし、不動産の境界に関しては、CとDの双方土地所有者にとって損得がからみます。
どちらかに偏った境界立会の介在人にはなれない立場であり、犯罪収益移転防止法の対象外となるのは当然のことと思っています。
ただ、士業ですから、職業倫理には厳しくのぞまなければなりません。
特に住宅メーカー、不動産仲介業者、ゼネコン、分譲ディベロッパーの営業マンさんとの関係において。
測量・登記依頼者以外の関係者から、利益の供与、若しくは供応を受けたり、それを求めたりしてはならないといった趣旨の条項が、業界で規程されています。
キックバックという領収書を求めないお金の授受…はマズイので、飲食接待、ゴルフ代のなんやかんや…。
こんな、業界の中に残る悪習。役員を永きにわたって務めた自分のライフワークとして、この倫理研修がこの11月から5年間続く、専属講師を務め上げてまいります。
令和7年11月〜令和11年秋まで
頑張ります!!