長期金利上昇と企業倒産

 7月15日、10年物国債利廻りが、1.595%まで上昇したとのこと。(一瞬ですが…)

 米金利の上昇が要因+7月20日開票の参議院選挙後の自公政権が一部野党との連立政権となり、財政拡張的な政策がとられると推測。

 当然に、国債の私払い費増は、借金を抱える此の国の財政の重荷となること必至。

 ・・・となると、本当に消費税減税するのですか?
1000兆円超えの借金大国日本。歳入税収の4番打者=消費税を、今回の選挙後に減税?をした結果、今年の後半、来年以降、此の国の赤字は一機に増大化します。

 今の若いSNS好きの選挙権者が一時的な減税で浮かれると、将来のツケが若い世代に回るということは、わかっているのですか?

 同じ新聞記事で、コロナ対応のゼロゼロ融資、この無担保融資を受けた企業の倒産が(負債額1000万円以上)今年6月までの5年間で、計2272件となったと、帝国データバンクの統計で報知されていました。

 新型コロナウイルス対策で、マスク必至だったこの5年間が明けようとしています。

 支援により経営を維持した中小企業の皆さんも、結果、物価上昇で収益が確保出来ず、資金繰りに行き詰まったとのことですが、むしろ、これからが大変です。

 日銀利上げによって、無利子・無担保融資の返済が始まって以来、どんどんと倒産件数は増えていくのではないでしょうか?

 中小企業庁発表〜2025年2月末時点で、ゼロゼロ融資は計264万件、45兆円の借金。この元本+α金利返済がますます高金利となるのであれば、とても耐えられず、結果として、倒産を数年間先送りしただけとなってしまいます。

    私見ですが、消費税減税する事は選挙の人気取りになりますが、この金利返済によって、喉元すぎると、中小零細企業、個人事業主、飲食店等が令和7年12月迄にどれだけ倒産することになるやら…。

 物価が、米が高いから・・・減税をする事で、頑張ってなんとか働いてきた方々が、結果、つぶされてしまう。この国の舵取りとして、良いのでしょうか?

 選挙期間中故、特定政党の名は言えませんけれど、この金利上昇はイエローランプです。

 


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